2020/03/16 20:52

こんにちは。

拙著「はじめての、小さなキリムと小物たち」を上梓し、
現在まで、本を見ながらキリム織りに挑戦している方が
たくさんいらっしゃって、とてもうれしいです。

最初にタテ糸の張りからゆびで織るコツをお伝えするために、
ワークショップもどんどん開催したいところですが、
なかなか全国まわることができません。
今月末は宝塚と京都。
こんな時期ですが、万全の注意をして、
こんな時こそ、心を満たす織りの時間を共に過ごしたいと思っています。

なお、そのまま春休みに入りますので3月26日から4月5日までは発送ができませんので、
糸を追加購入したい方は、お早めにご注文ください。

さて、これまでご質問のあった中で、
キリムの配色について、お話しします。
隣り合わせの色を補色(反対色)にするというのが、
キリムの配力のポイントです。
日本人的には、どうしてもグラデーションにしたい気持ちになる人が多いのですが、
そこはぐっとこらえて、補色を合わせると、モチーフが引き立ちます。
モチーフだけでなく、ベースも引き立つのです。
「みんなそれぞれが主役になる」
日本人の人間模様のように、他にまぎれて目立たないようにするのではなく(笑)
「私も生きている」「私はここよ」とそれぞれみんなが自分を受け入れ、
周りのみんなと共存する感じだな、と個人的には思っています。
だから、日本人には難しい配色であり、憧れるように魅力を感じてしまう。
つまり、キリムを織ることで、自己肯定感を高める要素もあるなと、、、。

例えば、本を見ながら織るとき、一枚目はできるだけ本と同じ配色で織り、
二枚目に好きな配色で織ってみてください。
ピンと来なかったらもう一枚。




あるいは、本に掲載したオールドキリムの中から、同じモチーフを見つけ出し、その配色にする。




自分にはない色の組み合わせに
たくさんの発見があります。

そうするうちに、織りも上達し、
私だけの一枚が生まれます。

図案通りにならなくても、「ま、いっか」と受け入れ、
私だけのキリムとして大事にしてください。

キリムを織ったら、ぜひインスタグラムでUPしてくださいね。
#はじめてのキリム織り
ハッシュタグつけてください。
アドバイスほしかったら、コメントしてくださいね。

みなさんの「はじめてのキリム織り」応援しています♪

Koyun 由紀子