2021/04/28 12:42

みなさん、こんにちは!

いかがお過ごしでしょうか。
春から夏へ、新緑がきれいですね。

さて、今日はお問い合わせのあったマグカップウォーマーの作り方をお伝えします。
こちらは、木枠をタテにしてタテ糸を張ります。
拙著掲載のマグカップウォーマーは2枚分一緒に織りましたので、14本のところ28本張りました。
一度に二枚分織る裏ワザです。

本にはタテ6cmヨコ22cmとありますが、ごめんなさい、逆です。
織り幅6cmくらいでスタートしてくださいね。
織るのは斜め織りなのでわりとカンタン。
2枚同時に織る場合は、右を織っては左を織るという風に、少しずづ両方織り進めます。
通常3-5cmくらい織ったらクシを差し込んで体重をかけて打ち込むのですが、一旦一番下(木枠の下部)まで打ち込んで降ろした後、
フリンジ部分の長さを確保するため株のタテ糸の見えている部分が、木枠部分の4cm+4cmくらいを残すよう上に引き上げます。
あまり長くとりすぎると、織り終いあたりが織りにくくなってしまいますので、8cmあれば十分です。

織り幅6.5cm、長さ23cmに織り上がりました。
織り終わったら、木枠の上下部分で基本通りにタテ糸を切り、機から外します。

そのあと、タテ糸14本のうち、両端2本ずつはひと結びします。
残りのタテ糸はp70の「2.フリンジなし」にします。
この「フリンジなし」にするために、あえて上下にヨコ糸生成を織る配色でデザインしました。
生成ぎりぎりの部分までとじ針でさし込んでタテ糸を抜き出してください。
マグカップウォーマーにしてしまえば内側で見えない部分なのであまり神経質にならなくでも大丈夫です。
↑1本おきにさしこむのもオススメ

また、この「フリンジなし」にするためにも、織るときのタテ糸の間隔が狭くなると、とじ針を入れにくく織り幅もさらに狭くなってしまいますので、上下(特に織り出しと織り終い)はきつくならないように織ることがポイントです。
両端の2本は撚り紐(p64)にします。

完成!
私が現在使用しているカップは、青山グランピエで購入したホーローカップです。
昨年2月に開催した「出版記念キリム展」のために、入手したのですが、取りつけてみたら、そのためにあつらえたかのようなピッタリサイズでこわいくらいでした(笑)
ということで、この子たちを限定販売いたします!

今回はアウトドアでの使用をイメージして迷彩風にしてみました。

どうぞこれからも、#おうちでキリム織り の時間をゆっくりとお愉しみください~🌿

Koyun由紀子