2022/10/06 23:39

みなさま、いつもありがとうございます。

今日は、うれしいお知らせ。
いつもキリム織り糸を購入してくださっているお客様より、キリムコースターを織りました!と画像を送ってきてくださいましたので、ご紹介します。(掲載承諾済みです)

拙著「はじめての、小さなキリムと小物たち」を見ながら、織ったキリムコースターたち。
すばらしすぎて感動!
なんてかわいいんでしょう。

「まずは、まずは本の通りの色で織ったけれど、そのうち自分のカラーで織れたらいいなぁ」とのこと。
本通りの色ってことは、つまりトルコのオールドキリムの配色ってことです。
色ってとても大事なんです。

そして、飾ってあるキリムやクッションカバーは私も大好きなバルカン半島のシャルキョイキリム。

全部ひっくるめて素敵すぎて感動しました。


また指の使い方のご質問もいただきました。

いつも対面のワークショップでは欠かさず伝えている「指を全部使うこと」が大事です。

例えば、私がデモンストレーションして、このポイントをしっかり伝え、その後すぐ実践していただいても、あれあれ?人差し指だけしか使っていなーいって感じで、頭と手指が連動しません。

なんでもワンタッチの現代の生活では、中指、薬指、小指はあまり使うことがないためか、なかなか指令が届きません。

いつの間にか退化しつつあるのかもしれませんね。

退化なのかドラえもん的に進化なのか(笑)


私が専門とする古代から伝わる糸の世界は、とにかく指をよく使います。

ペルーに住む友人が「織りは祈り」と言いました。

10本の指を使って、糸と戯れ、糸から布へとつくりあげる行為はセラピーのようでもあり、神とつながる大事な儀式のようでもあります。


心と体が健やかであることは、好きなことをするための大事な基礎。

どうぞ、みなさまが健やかで穏やかでありますように~


心から感謝を込めて


Koyun由紀子