2026/01/14 12:42
2026年が明けましたね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年は「すてきにハンドメイド」収録、テキスト(2月号)からのスタートで、フェリシモのキット販売まで忙しい一年となりました。
「キリム」の認知度はまだ低いですし、ましてや糸仕事としてのキリム織りも知られていません。
でもそのくらいがいいですよね。
私がキリムに興味をいだいたのは、「織り」への憧れからでした。
大学時代に同じ校舎で染織科の学生たちが大きな織り機で布を織っている光景を見ていたし、なんとなく女性の手仕事としての「織り」に憧れがありました。
ワーキングホリデーで滞在していたカナダのプリンスエドワード島は冬が雪で閉ざされることもあってか、それはもそれは手工芸の豊かな島でした。中でも手織りのランチョンマットがとても素敵で、ホームステイ先に織り機があって、いつかやってみたいと心が動いたんです。

↑1993年赤毛のアンのグリーンゲイブルスにて
その後グァテマラのマヤ民族の村まで行って初めて織りを習うという、思いついたら行動して周りが見えないという性格なのでしょうか。今更ながら勇気があるなと不思議な気持ちです。
憧れは椅子に座って織る洋式の素敵な織り機で、優雅なイメージでしたが、実際選んだ道は外で正座して棒だけで織る「腰機」でした。
これならどこでも織れる!と思ったからなのですが、日本に帰ってみたら柱がないから織れないと呆然自失。。。
そこで柱がなくてもできるキリムとの出会いがあり、トルコへと飛び立ったのです。
沖縄の喜如嘉の芭蕉布や竹富島でも織りたいと思い、トルコか沖縄かの2択でした。
1996年6月、30年前のことです。
両親に感謝。
自由にさせてくれ、見守ってくれたおかげで自立でき、好きな道をひたすら邁進する生き方を選ぶことができました。本当に幸せです。
憧れだった「織り」。
私にもできる「織り」を探し求めて、現代日本で広めることができ、とてもうれしいです。
それは古代の手法で誰にでもできるしくみになっているから。だけどそれは機械的な単純作業ではなく、もっと人間的で創造的なワクワク感のある手技だからなんだと思います。簡単すぎず難しすぎない。
手指を使い脳も使うから、それこそ脳トレだし、無心になって集中する時間が持てたら、自分の人生を生きている証。
このご縁でキリム織りで日々を愉しんでいただけたら嬉しいです。
今年も他県に出張して回りたいと思っています。
みなさまとのご縁がありますように~
Koyun由紀子
追伸
今年のキリムカレンダー、とても素敵に仕上がりました!
ぜひお部屋のインテリアとして、またカタログとして、キリムのある暮らしをお過ごしください♪

